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2007年4月29日 (日)

日本酒トート

Photo_59 『気持ちが伝わるプチプレ』でもご紹介した日本酒トート。1625年創業の金沢の純米蔵【福光屋】のオリジナルで、日本酒の一升瓶がそのまま横に入る設計。浅くてフラットなトートバッグ(横37×高さ16×マチ17.5cm、1890円)は、ペットボトルや大根やネギ大活躍。しかも、横長ゆえに自転車をこぐときにハンドルに下げたバッグが足に引っかからない、というメリットも!いまや日曜の朝市のお供に欠かせないパートナーだ。

429 本日の朝市では、小松菜にトマト、キュウリにエリンギ、ニンジンを購入。籠いっぱいの野菜が1000円でおつりがくるので、本当にありがたい我が家の台所となっている。隣に並ぶ花の屋台では菖蒲と枝ものを。横長バッグだからこそ、こんなふうにバッグのうえに挟み込むような形にすれば、便利に持ち運べる。

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2007年4月28日 (土)

達人のアイディア

428 以前よくお仕事でお世話になっていた着物スタイリスト&着付けの大久保信子さんのイベントに行く。

雑誌のほかに、舞台やテレビの時代ドラマ、などで多くの女優さんの着付けを担当してきた大久保さん。年齢、体型、着ていくシーン、着物のカテゴリー別による細やかな着付けのノウハウをお持ちで、いつも大なり小なりの“目ウロコ”を下さる。

428_1 今日の“目ウロコ”は、お太鼓の枕。いつも何気なく同じ枕を使っているが、できれば着物のカテゴリーによって枕の高さを変えたりお太鼓の大きさをかえることが、いかに後ろ姿美人を演出するかをモデルさんを例に体現。これからの季節は、周囲にいかに涼やかに映るかが大切。低めの枕でスッキリとしたお太鼓の姿がキリリとはえる。この枕も100円ショップに売っているヘチマで簡単に作れるとか。

そして本日一番の“目ウロコ”は、お手製の道具を使ったオリジナル銀座結び。銀座結びは洒脱な印象で憧れはあるが、バランスが難しいためだらしなく見えてしまう欠点も。そこで、大久保さんは、お手製の道具を使って、通常のお太鼓結びを銀座結びにアレンジする方法をご披露。腰紐に芯材を入れただのプレート式枕を、普通のお太鼓結びの枕として使用。背中に芯材がフィットするため、お太鼓の山が下部に移り、ふっくらとした優しさがうまれる。色っぽさに上品さとほんの少し緊張感が加わった銀座結びとなった。これなら自分のスタイルにも取り入れられる!

今後の課題は、まだまだあれど、だからこそ楽しいキモノである・・・。

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2007年4月19日 (木)

my book

419 半年がかりで書き下ろした私の初の単行本『気持ちが伝わるプチプレ』(リヨン社)が4月末に発売となります。

理想の本作りと、売れる本作りは違うという現実を考えさせられた最初の第一歩。ぜひ、ご覧くださいませ。

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2007年4月10日 (火)

玄鳥至(げんちょういたる)

410 今日は実に3週間ぶりのお茶のお稽古。何を着ていこうか迷ったときに、なんとなく青い着物に惹かれた。中国では春の色は青。青や藍、水色に自然と目がとまったのは、季節と光と気温との心地よい関係ゆえだったのか。清明を迎えたこともあり、清浄明潔な透明感のある青磁色を選んだ。型染めの帯でちょいと生き抜きを、白の冠組の帯締めで凛とした潔さを。

茶室に入ったら、いつもより明るい。先生に理由を伺ったら照明の笠をかえただけだという。透かしのある笠は天井にも光がまわり、同じワット数でも部屋全体を明るく照らすそうだ。昨年の9月からお稽古を始めた私にとって、初めて体験するほんのり明るく衣替えしたお茶室。季節を繊細に刻む先生の配慮に感じ入った。お軸は【至鳥玄】。そういえば、ちょうど今日は72候の「玄鳥至」にあたる。

お濃茶の時に、姉弟子がつけた茶杓の銘は<柳眉>。柳の芽が出揃いはじめた時季。なんとも色っぽい銘である。柳眉といい柳腰といい、柳は美人を象徴するときによく使われる。年々脂肪をたくわえて柳腰から遠のいている自分のことは、棚の上にあげてしまえ・・・。

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2007年4月 7日 (土)

キモノ・ジャンパー

Jpg_1 怒涛のような仕事の波を乗り越えて、久しぶりの小唄のお稽古へ。そこで、師匠から塵除けを頂いた。洋服でいうとカシュクールのようなデザインで、ショート丈の軽やかな一枚。どこか懐かしいような雰囲気は、まるで70年代のジャンパーのよう。モダンなエスニック柄はレンガ色の無地の紬と好相性。不思議なキモノ・ジャンパー。銀座の伊勢由が赤坂にもお店を出していた頃に、師匠が買い求めたものだとか。お稽古の帰りに早速羽織って帰ったら、着物姿がどこか“こなれた”印象に。道行でもなく羽織でもなく、よくあるコートともちがう。着物のヘビーユーザーが、ひょいと気軽に羽織るために作られた簡易的なものゆえ・・・だろうか。洗練された見掛け倒しのものにはない、実用性のもつ強味ともいおうか。花冷えのちょっとした防寒着としても活躍しそうだ。

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2007年4月 1日 (日)

桜満つ

Photo_58 原稿を待っている編集者に心の中で詫びながらも、朝からお茶会へ。

今日の着物は枝垂桜の型染め小紋。小唄の師匠からいただいたもので、細やかな型染めは、さりげない華やかさを主張。本当に昔の仕事は素晴らしい。師匠が芸者時代にこの着物で【笠森おせん】を踊ったというエピソードも一緒に纏って・・・。今日の会場は護国寺で、メインとなるお茶室の名前が「月光殿」と「月窓軒」だったので、帯は無地の金地で桜月夜を表現してみました。お茶のお道具などもそうですが、装いに込めた言葉遊びがなんとも楽しいもの。桜の花びらは帯揚げで、帯締めにはスッキリとした抜け感のある白のゆるぎを合わせました。

お茶のお稽古をはじめてから本格的なお茶会デビューだった本日。待ち時間の長さには、本当に驚いた。でも、今日は天気もよく、心地よい風に桜の花びらがハラハラと舞っていました。各お席を挨拶にまわっていた家元が、我々の行列のところでふと足をとめて桜を鑑賞。「席待ちに、桜の花、雪のごとし・・・」というようなことを囁いていました。なるほど、この時間も自然を愛でるご馳走なのか。物事は考えようだわ。

家にもどって着物を脱いだら、桜の花びらが2枚、床に落ちました。なるほどなぁ。良いお茶会でした。

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