« 2008年10月 | トップページ | 2008年12月 »

2008年11月25日 (火)

美味しい!それが大事

081125 今日はお茶のお稽古。昼間のクラスは生徒が二人しかいなかったということもあり、お濃茶と薄茶の手前をたっぷりとつけていただくことができた。昨日の特訓の甲斐があって、おおまかな流れはつかめた。それだけに、今までは指摘されることのなかった、より細やかな所作をご教授いただくことができた。そして、何よりも嬉しかったのは、「本当にキレイに点てられていて、美味しいわ」と言っていただけたこと。お点前が半人前なだけに、「美味しくな~れ」という念を込めながら無心になって茶筅をさばいたのがよかったのだろうか?

今日のお軸は「喫茶往来」。茶道の心を直球で表した、大好きな禅語である。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008年11月24日 (月)

熱血、茶道

Danfumibookp1 檀ふみさんの『婦人画報』の連載をまとめた単行本を目にして、いま、再び、お茶のお稽古に力がはいっている。

昨日は江戸千家茶道歴20年という友人に、濃茶手前を特訓してもらった。茶杓の持ち方、茶碗の持ち方、柄杓の扱い、足の運びなど・・・教本に書いてなく、普段の稽古ではなかなか先生に指摘していただけない細やかな所作のポイントを教授してもらえて、実に充実した時間だった。テレビを見ながら、袱紗さばきのお浚いをする今日この頃である・・・。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008年11月23日 (日)

11月は南天

11 イタリアへ旅行に行っていたせいもあり、なんだかバタバタしていて、すっかり11月の花御札をいただきに行く足が遠のいていた。しかも、もう23日というのに・・・。11月は南天である。“難を転ずる”という語呂からも、邪気を払う縁起物として、正月飾りなどにも用いられる。

なにはともわれ、無事に海外旅行から帰って来られたことを、根津権現に感謝した次第だ。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008年11月22日 (土)

美しい日本語、美しい所作

Photo_2 成瀬巳喜男監督の、【流れる】のDVDを友人から借りた。山田五十鈴の着物の着こなしや動きには、同姓ながら見惚れる美しさがある。襟をちょっとつめる仕草、髪に手をやる動き、そして言葉や視線など・・・。一朝一夕で真似できるものではないが、とても勉強になる。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008年11月20日 (木)

チェンマイのお箸

Photo 編集者の友人からチェンマイ土産にお箸をいただく。

お箸は“幸せを橋渡しする”という語呂合わせから、昔から慶事の贈り物としても使われている。ふいにいただく贈り物は、棚から牡丹餅の嬉しさがある。クロス貼りの三角柱のケースが、とても洒落ていて素敵だ。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008年11月18日 (火)

ポッチャン

081118_2 お茶のお稽古へ行く。今日は七事式のお稽古。昼間のクラスにお邪魔したら、普段は一緒にお稽古をしない別の曜日の方が大勢いらっしゃって、ちょっと緊張。遅れて行ったこともあり、全体稽古が終わったあとに、先生が薄茶の通し稽古を見てくださった。

家で足の運びや柄杓の扱いを特訓していったので、今日はなかなかスムーズにお点前ができた。嬉しい・・・と安心した瞬間、「ポチャ」。なんと建水の中にお袖が入ってしまったのだ。残ったお菓子を袂に入れていたのが、重石になって、建水の上をすり抜けてくれなかったのが一つの要因。もう一つの理由は座る位置の問題だ。頭ではわかっているつもりでも、なかなかお道具と自分との間がつかめない。これからの課題である。

濡れた袂に対して、先生はタオルで水分を吸いとって手の温度で自然に乾かす“手のし”という方法を教えてくださった。着物のお手入れもひとつ勉強になった。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008年11月16日 (日)

ル・ベイン茶会

Photo 081116 ル・ベインにてインテリアデデザイナーの内田繁さんが企画した茶会が催された。気鋭の工芸家たちのお道具展をからめた企画だったため、空間も道具組もモダンで遊び心ある席だった。ファッションデザイナーの横森美奈子さんとご一緒したのだが、このベージュピンクのぼかし染めの着物、実は横森さんの着物フリマで購入した戦利品。ル・ベインの現代的な空間に合わせて、荒磯を意匠化した袋帯をコーディネートしてみた。

正統派の軸をしっかりととらえながらも、お茶の自由さ、格式ばらないおもてなしのカタチを体験できた1日となった。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008年11月15日 (土)

冬の紬

081115 着物で小唄&三味線のお稽古へ。冬は結城紬がよく似合う。藍下の奥行きのあう色合い、ほっこりとした糸の温かみ。鬼しぼの縮緬の型染めの帯を合わせて。縮緬の帯は、なんとなく11月~3月頃までにの気分。シャッキリとした塩瀬の帯から温かみのある縮緬や絞りを纏いたくなる。こうした生地の質感で感じる季節というものが、着物の難しいところでもあり、楽しいところでもある。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008年11月14日 (金)

大琳派展

200810dairinpa_c02 大琳派展が明後日までということを、夕方18時頃に突然思い出し、急いで上野へ自転車を走らせた。琳派を代表する四絵師の風塵雷神が一堂に会した空間は圧巻だった。終了間際、19時過ぎとあって、きちんと鑑賞することができた。宗達の風塵雷神は15年ぶりの再会。そのほかは、初見であったが、見れば見るほど面白い。先達者の宗達に比べ、光琳は構図も色も洗練され、抱一は優しく、其一は自由な印象だった。そのほかにも見所は多く、やはり1時間では見切れないほど。だが、それだけに集中力を持って駆け抜けた。先日イタリアでルネッサンス漬けだっただけに、その300~400年後の日本美術の一つのムーブメントとの違いも自分なりに解釈しながら楽しめた。

アッパレ!ザ・リンパ!

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008年11月13日 (木)

和朝食

081114 16穀米のご飯を黄味だけのたまごご飯に。大根の味噌汁、大根サラダに梅干、浸け菜のシンプルな朝ご飯。

イタリアン三昧だった胃のリハビリは、やはり和食に限る。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008年11月11日 (火)

お茶のお正月ですから

081111 11月は炉開きの月。日本に帰国してから、やけに着物姿の女性を目にするかと思いきや、炉開きの茶会が各流派で行われているためだろう。うちのお稽古場では、特に行事めいたものはしなかったが、いつものお稽古と違い、なんだか気持ちが引き締まる思いだった。だから、着物は織りではなく、柔らかもので。江戸小紋に、名物裂の一つである荒磯を大胆に意匠化した袋帯をあわせ、小物は京都のに志田で求めた浅葱色の帯締めと、赤坂芸者はお正月にしか使わないという紅白の飛び絞りの帯揚げをコーディネート。

今日は夜に原稿書きがあったので、昼間のクラスにお邪魔した。当然お稽古に来ている面々も熟達者ばかり。緊張したが、同時に心地よかった。ひとり、とてもお点前の美しいご婦人がいて、本当に勉強になった。

久しぶりの炉でのお稽古。私は風炉よりも、炉の設えのほうが端正なたたずまいで好きだ。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008年11月 2日 (日)

ファッションチェック inローマ

Photo_3 Photo_4 お洒落なマダムがいっぱい。年齢を重ねるほどに、色遣いが熟考され、スカート丈や小物づかいが絶妙に。ショーウィンドウの表現力も洗練されていた。目の保養をたくさんした。 Photo_6 Photo_7

| | コメント (0) | トラックバック (0)

« 2008年10月 | トップページ | 2008年12月 »