3月の折形教室~真・行・草
昨日は2回目の折形教室、格の話しを中心に真・行・草についてを教わった。和紙の格はこれまで、ほとんど気に留めたことがなかった。単に和紙が上質になると格があがるということだけでなく、その背景にある思想についても深く考えさせられた。ご教授してくださる山口氏は禅の作法の話しを礼に出され、己と自然とのかかわり、すべてのモノには神が宿るという日本の文化の根底にまで話が及んだ。自分が何故に和の文化に興味を持っているのか、そんなこととも向き合う小さな礎を与えられたような気がする。
真・行・草の折りは格が高まるほど、自然と気持ちも高揚し、改まり、ひと折りひと折りにも心がこもる。できあがった自分なりの形を見て、「今の自分が現れている」とぼんやり感じる。型を整えるということは、なんとも気持ちがよいことだ。姿勢や作法を整えることで、己を高めるという禅の教えを、少し体感できた一日だ。
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