王上布の長襦袢
一衣舎の春の展示会でオーダーした長襦袢が届いた。 待ちかねていた長襦袢に、弾む気持ちで包みをほどいた。お願いしたのは、王上布という単衣用の長襦袢だすが、夏用の絽の襦袢と涼しさは遜色なく夏襦袢としても着用できる便利な襦袢地。きものBASICルールの三女役の佐藤さんも愛用しており、彼女の絶賛ぶりが決め手となった。細く丈夫な糸で織られた生地は、上品な透け感があり、さらりとした肌触り、裾さばきがいいことが特徴だという。今回私が選んだのは<涼風>という染めのシリーズで、淡い黄色からブルーグレーのぼかしがほどこされたもの。
王上布の涼感もさることながら、何よりも楽しみなのは、一衣舎さんによる採寸の成果である。これまで寸法に対して、それほど興味のなかった私。着丈と袖丈、裄だけは決まっていたが、そのほかの細やかな寸法が、どのようにラインに影響するかということへ思考が至らなかったのだ。だが、きものBASICルールブログの長女と三女の“おたく”ぶり・・・失礼、“熱心な研究ぶり”に圧倒され、これは無視して通り過ごせないと思った。より自分に合った寸法は、着付けもラクで、より美しい着すがたとなる。それを、これからゆっくりと研究したいと思う。
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