今日のお茶の稽古は盛りだくさんだった。まずは、逆勝手。手の運びをはじめ、袱紗や柄杓の扱いが複雑になるため、終始「アワワ・・・状態」。
続いては、炭点前。七事式での炭接ぎは経験があるが、お点前は初めての経験。所作の要素が多く混乱するものの、よくよく考えると全てが理にかなっていることが理解できた。
立秋を迎えて暦のうえでは秋。帯や帯締めに、深い色や枯れた色を合わせることで、移ろう季節の風情を込めてみた。8月の稽古は今日で終わり、9月まではしばしお休み。エア点前で自主練習をせねば。
今日、読んだ本は『Front Row アナ・ウィンター』(マーブルトロン)
映画「プラダを着た悪魔」に登場する鬼編集長のモデルとされる、ファッション誌「VOGUE(ヴォーグ)」米国版のカリスマ編集長、ご存じアナ・ウィンター。その仕事ぶりを追ったドキュメンタリー映画「ファッションが教えてくれること」(2009年に公開)は、劇場へ2度も足を運んだほど、デビルの采配ぶりに惚れ惚れ。方法論はともかくとして、確固たる美意識と哲学をもって雑誌を構築していく姿勢は、編集者として学ぶべきことも多い。『Front Row アナ・ウィンター』(マーブルトロン)は、344ページと分厚く、読み応えはたっぷり。今までほとんどと言っていいほど公開されなかった、「VOGUE」編集長就任以前が詳しく語られている。
電車の移動では、昨日に続き『源氏物語』を。相変わらず、遅々として進まない(苦笑)