お目出度い箸置き
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初めて体験した香道。銀座の香十さんで毎月行われる体験会で、11月は「紅葉香」の会であった。亭主を務めるのは、御家流の師範。聞いた香りを自分なりに解釈し、物語を込める・・・ということが最初からすんなり行えるわけがなく、試香の際の私のメモ書きには「消しゴム」とか「ヘーゼルナッツ」とか「酸っぱい」など・・・情緒のない言葉が連なる。
初体験でありながら、五香のうち、三香を当てることができた。点数の表現も美しく、皆中を「千入」、四点を「やしほ」、三点を「梢の錦」、二点を「むらもみじ」、一点を「薄紅葉」、無のときを「散る紅葉」と表現している。
きものは、お気に入りのコーディネートである柳色の蛍絞り+漆叩きの鑑模様の帯。橙色の帯締めに紅葉の風情を映してみた。
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寒さが募りはじめると冬の夜長を楽しむために、いにしえの茶人は夜咄の茶事という美しい時間を愉しんだ。・・・本では度々目にしたことがあるが、体験するのは初めて。今回の茶事は、稽古場における研究会の勉強のひとつ。研究会は本来、名前をもっている方たちの修練の場なのだが、我が稽古場は名前のある方が2/3以上を占めているため、未熟な私はお茶様役として借り出された。
本来は懐石の場面で膳燭と呼ばれる、お膳の辺りを照らす燭台が、お客二人の間に一台ずつ持ち出されるようですが、今回は稽古のため懐石の場面は電灯のもとでいただいた。それだけに、後座の茶室内を灯す妖艶な和蝋燭の灯りが実に幻想的だった。何もかもが始めて実際目にする光景だったため、感動したことをあげ連ねると1~10までになってしまうため省略するが、表立って見えない部分での茶道のおもてなしの深さに意を傾ける“気づき”を沢山いただいだ。
今日の装いは江戸小紋に間道の帯。そして、きものを遣り繰りして誂えた羽織を纏った。羽織の話はまたいずれ。
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私のタッセル好きを知って、友人が銀座のタッセル専門店<ラ・タピシエール>を教えてくれた。カーテンホルダーやドアノブに提げるようなインテリア用の大きなものをはじめ、キーホルダー用の小さなタイプから、タッセル付きの小物までが所狭しと並んでいる。カラーバリエーションも豊富で、タッセル好きとしては、キュンとテンションが上がる。
ふと目に留まったのは、タッセル付きの鉛筆(1本390円)。欧州のホテルのベッドサイドなどに、さりげなく置いてありそうな、シンプルでエレガントな様子に心惹かれた。プチプレ心をしっかりと掴まれ、2本お買い上げ。
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