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2011年3月29日 (火)

合成ではない、迫力

Photo デジタル社会の今や雑誌の撮影はもちろん、映画にいたっても合成はあたりまえ。だからこそ表現できる世界観もあるだろうが、アナログ思考の私にとってはリアルな画像が持つ迫力や空気感に、作り手の気概を重ねて見てしまう。このパンフレットは、イギリスの老舗ブランド「アスプレイ」の今季のパンフレット。一冊を通して、新作のバッグやジュエリー、シルバーアイテムと動物をからめている。羽ばたく梟がバッグがバッグを抱え去る一瞬に、鶏が足で置き時計を持ち上げる瞬間、繊細な陶器にアヒルがのった様子、ハイジュエリーを纏ったダチョウなど・・・とにかく圧巻の一冊である。

ふと思い出したのは、ギリシャの映画監督テオ・アンゲロプロスの作品。作品の内容は第二次世界大戦を挟んだギリシアの複雑な歴史を舞台に、共産主義思想をテーマに掲げたものが中心。印象的なのは、その映像美にある。思想を如何にして映画表現として実現するかと挑戦し続けていることにある。彼の特徴的な、、絞り込まれたセリフ、長回し、同一シークエンス内における時間の転移、人物のストップモーション的な利用、クローズアップの不使用などは氏の真骨頂。それを静寂な美しさと賛嘆される一方で、難解で退屈と評する論もある。ギリシャではしばしば「子供が寝付かないで困るときはアンゲロプロスを見せろ」と冗談で言われるほど。

話は少しそれたが、その日その一瞬で勝負する写真に私は美学を感じる。

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2011年3月26日 (土)

ボンボニエールに貝殻を

Imgp3729_2 3月のはじめ、出張で石垣島を訪れる。小さな時間の隙を見つけて、海岸へ。ほんのりピンク色をした貝殻が目に優しく映り、ぽけっといっぱいに拾い集める。夢中で貝殻や珊瑚のかけらを拾うなんて、いつぶりだろう・・・。

持ち帰った貝殻はボンボニーエルに収めて、仕事机の片隅に置く。時々蓋を開けては珊瑚のかけらや貝の肌合いを確かめるように撫でたり、手のひらに収めて暖めてみたり、耳元にそわせたりしてみる。そんなことをしていると、巻貝の中から乾いた砂がこぼれたりする。慌てて砂をかき集めながらも、石垣の圧倒的な自然を思い出す。

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2011年3月22日 (火)

暖をとる

Photo 我が家なりにコツコツと節電中。このところエアコンをつけないため、家の中でも着膨れ状態だ。このニットカーデガンは、ポンチョ風のラインと大きな真鍮の安全ピンがアクセントになり、着膨れてもスタイルを作りやすい、便利な一枚だ。昨年の冬のセールにて、神保町にある愛用のセレクトショップ「ベクト」で購入。私は気に入っているのただ、このまま近所メシなどに出かけようとすると、夫に「遊牧民みたい・・・」といって止められる。

1103222 そして、今日は久しぶりにお茶のお稽古。気持ちは忙しないが、だからこそ大らかな紬でふっくらと体を包みたい。帯は昨年秋に目白の「花邑」で購入した<ステンドグラス>と題した作品。教会の窓を彩る美しい光を感じさせる趣のある生地である。「一日も早く、被災地に希望の灯りがともりますように・・・」という祈りを込めて纏いたい。

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2011年3月21日 (月)

お詫び

ブログの更新が滞り、ご心配のメールをくださった方々。

本当に申し訳ございません。

そして、いつもご愛読いただきまして、ありがとうございます!

またボチボチと再開いたします。

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立ち止まる場所

Photo 人生には大なり小なり、様々な想定外の出来事が突然やってくる。そんなとき、自分を見失わずに客観的な善意ある行動がとれるかというと、私はまったく自信がない。だが、ちょっと気持ちが落ち込んだときや、仕事で疲れ果てて気持ちがカサカサしているときなどに効果的なのは、この本。『あなたがもっと美しくなるために』である。中原淳一の美意識に触れると、身の丈にあった豊かさとはなにか、さらには精神的に美しくなるための日々の身のこなしについて考えさせられる。

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