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2011年4月30日 (土)

色の本、イロイロ

Imgp3825 きもののコーディネートの際はもちろん、贈り物の企画の仕事の際に欠かせないのが色の配色本である。日本古来の襲の色をはじめ、能装束に使われているどこかアバンギャルドな配色、フランスの伝統色など・・・。最近は書店で「配色事典~大正・昭和の色彩ノート」という本を見つけた。ページを捲るとノスタルジックでレトロモダンな配色が楽しい。これも色の本のコレクションに加えねば。41ppwxrxosl__sl500_aa300_

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2011年4月26日 (火)

唐物のお式をしていただく

Imgp3822 Imgp3823 昨年いただいた唐物のお免状。ただ年数が過ぎてゆくだけで、お点前も知識もともなわないだけに、免状をいただくと我ながら恥ずかしい。しばらく仕事が忙しくてスケジュールが読めなかったのだが、炉のお稽古の最後となる4月の末に、先生がお式をしてくださった。初釜以外では拝めない先生のお点前が見られるため、心して稽古へ向かう。

我ながら不思議だったのだが、お点前を見てるうちに静かに涙がこぼれた。唐物の茶入れをこれほどまでに大切に思い、厳かに扱う振る舞いに、心を打たれたのだ。真摯に稽古へ向き合いたいと、胸中にて意を強く固めた。

今日の着物は仕服の刺繍の付下げ小紋に荒磯(アイソともいう)の洒落袋。そして、最近ヘビーローテーションで活躍している銀座伊勢由本店の宝尽くしの帯揚げを合わせた。柔らかな温かみのあるコーディネートも炉の季節である今月まで。来月からは風炉の季節を迎えるため、きっぱりと爽やかなコーディネートを心がけたい。

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2011年4月23日 (土)

ミッキーマウスの手?!

Imgp3818 憧れの編集者であるTさんと食事をする機会があった。立ち居振る舞いからファッションの着こなし、そしてギャグのセンスまで逸品。副編集長という立場にありながら気取りがなく、心から「あんな女性になりたい!」と思える方である。食事の終盤に、Tさんが紙袋からガサゴソと取り出したのが、タオル地のグローブ。その場にいる全員にさりげないプチプレをくださった。「自分じゃ買わないけど、なんだか可愛いでしょ♪」という一言とともにいただいたグローブは、ヘアドライ専用。

さっそく試してみると、片手にドライヤーを持ち、もう片手にグローブをはめて髪をワシャワシャと撫でるだけで、いつもよりスムーズに髪が乾かせた。しかも鏡に映る手元は、まるでミッキーマウス!これを使い始めて以来、髪を乾かす面倒な気持ちがどこへやら。MARKS&WEBの商品だったので、この悦びを今度は私から誰かへ向けてレコメンドしたい。

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2011年4月20日 (水)

今日のきもの

Imgp3817 昨日はお茶の稽古で七事式の亭主役をつとめるた。且座の稽古で、久しぶりの濃茶にどぎまぎ・・・。雨の一日だったが、もうすぐ袷のきものを洗いに出すため、あえて淡色のきものを選んだ。雨の日はただでさえ気持ちが沈むため、せめて目に映る色味だけでも明るくしたい。朝の打ち合わせからずっときものだったため、さすがに稽古の緊張感が解けたらぐったりとした。それでも、きもので過ごした一日は、仕草が“おっとり”とするため、体の疲れのわりには、心はどことなく優雅な気分だった。

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2011年4月17日 (日)

寿ぎのきもの

Imgp3819 桜の名残と木々の若葉を迎えた椿山荘にて、親戚の結婚式へ。モダンな短冊模様の訪問着は、きもの英で誂えた一枚。淡い色合いを希望して、染めていただいたものだ。Photo 八掛けには、短冊のなかにさりげなく金糸の刺繍をほどこすオーダーも。控えめに金無地の帯を締めて、帯締めに瑞々しい木々のもえぎを表現し、帯揚げは昨日購入した伊勢由さんの宝尽くし地紋のものを。全体的にあっさりとしたコーディネートだが、ふんわり柔らかな印象にまとまった。訪問着のお誂えの様子は、英さんのホームページで連載しているコラムにて綴っている。よろしければご覧ください。

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2011年4月16日 (土)

帯揚げひとつで

Imgp3813 久しぶりに訪れた銀座の伊勢由本店で見つけた帯揚げ。小物をひとつとっても生地の地紋から色の組み合わせに至るまで、老舗の矜持と女将さんの美意識が行き届いている。女将から伺ったもの作りの心意気と、出来上がった優雅な作品に一目ぼれをして、宝尽くし地紋の斜め暈しImgp3814のタイプをいただくことに。色合いは、私の手持ちのきものに広く活躍しそうな薄紫×ミモザ色の組み合わせをチョイス。梅紋に染められた店名も心憎い愛らしさだ。少しずつ、大切に揃えたい丁寧な物たちに出会えた悦びを大切に、心を込めて纏いたいと思った。 Imgp3815

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2011年4月15日 (金)

てるてる照子

Photo 3月に石垣島へロケに行く前に作ったてるてる坊主。白い布が見当たらず、レースのハンカチを代用したら、「坊主」ではなく、「女子」になった。この照子の効果があってか、前日まで雨風だった石垣はロケ当日には晴天。翌日からふたたび天気が崩れるというピンポイントな素晴らしい仕事っぷりを見せてくれた。試しに今週のきものの撮影の際にも提げてみたら、「さすが照子!」という働きっぷり。偶然といえば偶然なのだが、今となっては照子を解体できずにいる・・・。

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2011年4月12日 (火)

猪突猛進

Photo 2月に奄美大島へ行った際に、田中一村美術館で発見した一村の生涯を綴った映画『アダン』。後先考えず理想と本質を追い求めて猪突猛進にわが道を貫く生き様は、どこか羨ましい。最近何度も見返してしまうDVDのひとつ。榎木孝明の好演も一見の価値あり。

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2011年4月 9日 (土)

想いが届きますように

Imgp3775 Imgp3774 Imgp3773_2 先日仕事をご一緒していたスタイリストさんから、被災地へ毎週末物資を届けているロケバスさんがいると聞いた。仕事道具でもあるが、2トントラックを所有しているという理由だけで、知り合いのつてを辿って被災地へ物資を届けているという。ロケバスさん曰く、「最低限の生活物資はもちろんだが、気持ちが明るくなるようなお洒落の楽しみや心が豊かになるものを届けたい」とのこと。仕事柄、ファッション関係の人とのつながりが深いということもあり、スタイリストさんたちから、撮影で使用したサンプルが届いたり、アパレルメーカーの方から帽子1000個を寄付していただいたり、出版社の人から本を提供していただいたりしているという。

ならばと、私もご協力させていただくことに。

・まずは本。飛び出す絵本をはじめ、子供も大人も楽しめる絵本や気持ちがほっこりする小説、女性の一生記などをチョイス。

・そしてストックしてあったスケッチブックやペン。これも年齢を問わず使っていただけるはず。

・ファッションアイテムは、防寒対策にもなり1つ加えるだけでお洒落が際立つストールやスカーフをはじめ、ベルトやバングルなどの小物をみつくろった。洋服本体は好みやサイズがあるので、自分の手持ちのものを送るなら、小物関係がお役に立つのでは?と考えた。

・そして試供品で化粧品メーカーから届いたシートマスクや日焼け止めなども同封。少し気持ちが落ち着いたら、女性ならやはりお洒落をしたり、肌の手入れをしたいはず。

被災地の方の本当の気持ちまでは察することはできないが、「自分だったら、このタイミングに何が欲しいか」を考え、“支援物資”というよりは“贈り物”のつもりで丁寧に選んだ。これから季節も移り変わるので、できるかぎり継続して行いと思った。

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2011年4月 6日 (水)

餃子の友

Imgp3760 Imgp3762 久しぶりに餃子を手作りした。私の中では「久しぶり」のつもりだったのだが、夫に言わせると「10年以上付き合って初めて作ってもらった」とのことだ。子どもの頃、不器用な私が母から「餃子を包むのだけは上手ね」と褒められた勲章を掲げ、得意料理のひとつだと思っていたのに・・・あれれ?

餃子の調味料は醤油、黒酢、そして石垣島のラー油!これは欠かせません!

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2011年4月 5日 (火)

今日のきもの

Imgp3757 きものでお茶の稽古へ。グリーンの格子柄の小紋に型絵染めの帯。たれ先は鶸色。黄色の帯締めで気分をあげて。

近所の公園は、桜が咲き始めて心が躍る。桜の花を引き立てるようにピンクをさけてグリーンのきものを選んでみた。

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まね布~その2~

S2_021001000020 S3_021001000020 S4_021001000020 S5_021001000020 S6_021001000020

先日アップした「まめ布」の件で、刺繍柄がよく見えないというコメントがありましたので、柄のアップを掲載させていただきますね。はつき様、いつもコメントをありがとうございます。

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2011年4月 4日 (月)

田中俊介さんのテーブルまわりの道具

Imgp3753 Imgp3754 雑誌『七緒』の取材を受ける。撮影場所は、愛用の器店「SHIZEN」にて。久しぶりにお店を訪ねたら、春めいたディスプレイで、見慣れぬ器たちを前にウズウズする。撮影終了後、さっそく心置きなく買い物タイム。本日連れ帰ったのは、金属造形作家である田中俊介さんの真鍮の道具。左はドレッシングなどを入れてテーブルで使えるようなサーバー。右はカレー用のスプーンである。田中さんの作品は、以前、箸置きを購入したことがあり、有機的な造形に一目ぼれした。今、「SHIZEN」では田中さんの作品が充実しているので、ご興味のある方はぜひご覧頂きたい。

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2011年4月 2日 (土)

まめ布

Imgp3746 Imgp3748 きものの際のハンカチの収めどころに悩むことがある。前帯の下にはさみこんだり、お太鼓の中に入れたり・・・。また、きものの際にはできるだけ荷物をコンパクトにしたくてクラッチを愛用することも多い。だが、財布や携帯電話、コンパクトを入れると定員オーバーになることもしばしば。

そんなときに出会ったのが「まめ布」である。15cm四方のガーゼ地に、ぽっちりと愛らしい刺繍をほどこした小さなハンカチ。帯に挟むにしても、クラッチに入れるにもコンパクトでありながら、可憐な顔立ちに心が躍る。

お子さんがいる方へのプレゼントにも最適。ホームパーティ好きのマダムには、「フィンガー布巾としてお使いください」という言葉を添えて贈ることも。5枚セットで1800円という相手に気を使わせないリーズナブルなプライスも嬉しい限りだ。

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