« 2011年9月 | トップページ | 2011年11月 »

2011年10月28日 (金)

万能マフラー

Imgp4018 Imgp4019 めっきり寒さを増してきた数日前のある晩、ふと見たら私は厚手のカーディガンにムートンのルームシューズ、夫は半袖に短パンというスタイル・・・・・・このシーズンラグに驚いた。夫の薄着を放置しておいて風邪をひかれたら大変だ。そう思っていた矢先に、vektさんを訪れたら素敵なマフラーを見つけた。鮮やかなブルー×焦げ茶と、ブルー×カーキのマフラーが輪になって繋がっている。首にかけてグルグルとラフに巻くだけで焦げ茶とカーキの色が混ざり合い、絶妙なグラデーションを醸し出す。これならマフラーの巻き方に馴れていない夫でも簡単に使いこなせると思い、11月11日の結婚記念日のちょっと早いプレゼントにすることに。夫が持っている、ピスタチオグリーンやカーキ、焦げ茶、グレーなどのアウターのいずれとも好相性。万能マフラーとして、この冬活躍してくれそうで、贈り主としては自己満足にふけっている。

そして、もちろん自分へのご褒美も。不思議な大人ミトンも、やっぱりvektさんのもの。モコモコで楽しい冬支度がたくさん揃っているので、ぜひお運びください。

Imgp4020

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2011年10月25日 (火)

わくわく手紙

Imgp4014 Imgp4015 漆芸家の方へお礼状を書いた返事が届く。長封筒の中からは、意表をついた結び文が。忍者が届けた機密文書のようで、わくわくする。紙を広げると、お習字に使う半紙のようなものに、掠れた大きな文字で、コロコロと文字が整列している。遊び心いっぱいなのに、自然体で温かさが伝わってくる手紙。

電子メールも便利だが、こんなふうな手紙やハガキのやりとりが常だった時代の優しさが懐かしくなる。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2011年10月24日 (月)

何度も読み返したくなる本

Imgp4012 まずは雑誌の仕事でご一緒した横尾香央留さんの『プレゼント』。ご本人も作品も、とても可憐で、愛らしい。でも、それだけじゃない。ご本人がしたためた温かくて洒脱な文章には、オチも、笑いも、涙も、ちょっぴりの毒もある。真っ白なリネンのようでいて、その実とても表情豊か。だから作るモノ、お直しするモノが面白い。一気にダダダッと読み終えたのち、時々パッと開いたページをじっくり読んではニンマリしている。そんな横尾さんの作品エッセイが「ほぼ日刊イトイ新聞」にてスタート!

Imgp4016_4

もう一冊は、『島田順子スタイル』。パリ在住の島田さんのスタイルは、トラッドを基本に、どこかにカジュアルな引き算やパンチを効かせて、お洒落を心から楽しんでいることが伝わってくる。なんて素敵なの!キメすぎずに、スカーフはきれいに畳まずににクシャッとさせてから結ぶ、ロングストールはなるべくクルクルッと自然に巻く。そして、大切なのはあえて鏡を見ないこと。そのほうが、サマになるのだとか。コーディネートも、暮らし方も、哲学も、格好いい!

ご紹介した2冊はここ数日のお気に入り。毎日眺めている。横尾さんの本と、島田さんの本は、まったく違うテイスト。こんなふうに本だけでなく、私の趣味趣向は、洋服も着物もインテリアも、憧れの人も、好きなものが散らかりすぎて、自分はいったい何を目指しているのだろうと時々反省したくなる。でも、「いろんなものが好きでいい!」と島田さんは教えてくれる。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2011年10月19日 (水)

秋色のテーブル

111017_152801 フラワーアレンジやテーブルアート、欧米の各国料理など、ヨーロッパ文化の粋を極めた山岡有子先生のサロンへ打ち合わせに立ち寄る。フランス、イタリア、イギリスへ数多く渡航し、ヨーロッパの名門貴族から正統なプロトコールを伝授した先生の美意識は、さりげないテーブル花や茶器、添えられたお菓子に至るまで、おもてなしの細部にまで行き届いている。お伺いするたびに、素敵のエッセンスをいただけるサロンである。この日は、テーブルクロスの色が秋らしい深いプラム色に。アンティーク調のピンクが美しい薔薇のフロートもさすがです。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2011年10月18日 (火)

十六夜キモノ展

111028_2 10月28日(金)~30日(日)に柳橋のルーサイトギャラーにて、内田みち子さんの「十六夜キモノ展」が催される。私が内田さんに出会ったのは、かれこれ約10余年前。以来、きものワードローブの要になっている。私の場合、ちょっと裄が長いため、きものよりも帯を求めることが多い。色無地やさりげない小紋などに、内田さんセレクトの昔キモノが個性のエッセンスとなり、コーディネートをぐんとセンスアップしてくれるのだ。

たとえば、私が一目ぼれをした「胸キュン帯」はこんなかんじ。今の時代に「ありそうで、ない」デザイン・ワンダーランドなのだ。財布の紐を緩めずとも、見るだけでも心躍る個展に、ぜひお運びくださいませ。

Imgp3971_2 Imgp3968_2 Imgp3969_2 Imgp3967_2

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2011年10月15日 (土)

最近読んでいる本

419cjd7jwcl__sl500_aa300_ 今年の敬老の日、NHKの番組で強烈なマダムを見た。90歳とは思えない柔軟んあ考え方と自由な発言、一人で生きているたおやかさに、引き込まれた。それが日本画家・堀文子さんであった。すぐに数冊の本を取り寄せて読み始める。この方の言葉は実に的確だ。けして写実的ではないのだが、真実を見極めて、その点と点を繋ぎ合わせて作り出す、抽象画のような言葉が心地よく届くのだ。『粋人に会う』は、雑誌『婦人画報』での対談の連載をまとめた一冊。対談中の言葉のラリーも品よく洒脱。そして、最も私が惹かれたのは、堀女史による人物評である。

たとえば、作家・青木玉さんに対しては「謙虚な心遣いがふっくらとしたおかしさを湛えている」、俳人・黒田杏子さんは「大ぶりな風貌の奥に秘めた心のひだの深さ、スケールの大きさはメコン河のよう」、元芸者の露木さんにいたっては「幾つになっても変らず、獲りたての野菜にように新鮮でういういしい」、さらに、彫刻家流 政之は、「目減りしない人」と讃している。

独特の感性から発せられる虚飾のない言葉の使い方、勉強になります。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2011年10月14日 (金)

夢見るエプロン

111013_200301 111013_200302 昨日、打ち合わせに行った自由が丘のカフェで、「ハネムーン」というブランド名のエプロンを発見。フェミニンなのに、けして“うっふん”系ではない甘さの匙加減が絶妙である。誰かに見せたくなるような、そのまま出かけたくなるエプロンがコンセプトなのだとか。結婚祝いのプレゼントに、さしあげたくなる大人可愛いデザインである。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2011年10月13日 (木)

今日もぼちぼちと

Imgp4005 Imgp4007 火・木・土は夫のお弁当の日。多少の文句を言いながらも、なんとか続いている。マスタードスプラウトも、「ぐんぐん」というほどは成長しないが、こちらも「ぼちぼち」と芽をのぞかせている。

大きな変化ではなく、小さな変化で一進一退を繰り返す毎日を楽しむ、今の自分がいる。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2011年10月12日 (水)

これは何でしょう

Imgp3704 Imgp3703 Imgp3705食事をする際に、 料理の味がちょっと物足りない、サラダや炒め物に、もうひと匙!というときに活躍します。

スポイトのようではあるが、すべてガラス製ゆえにどうやって液体をすいあげるのか?と、脳みそを絞り、考えさせられるような造形だ。だが、とても美しい。

こちらは木村硝子店の「Droplet」というお醤油差し。大正時代から昭和初期にかけて使われていたと思われる「小出し油差し」を現代に再現したものだ。トップのドーム型の上部に小さな穴があいており、指で押さえて液体を吸いあげ、指を離す加減で1滴ずつ適量をドロップすることができるというもの。モノとしての面白さも、含蓄もたっぷり。

さっそく家に連れ帰り、我が家では黒酢を入れている。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2011年10月11日 (火)

ハッピーベリー

Imgp4004 花屋の店頭で「ハッピーベリー」という植木を見つける。和名はパールツリー。その名のとおり、コットンパールのようなマットな表情をした、愛らしいマリー・アントワネット・ピンクのビジューをたっぷり纏っている。

写真は再生紙のペーパーポットを一緒に求めて、「Cantare Manjare Amore」の文字をペイントしてみた。チュールをまとってリボンをあしらえば、ウエディングのシーンにおけるウエルカムスペースなどに飾ったり、ウエディングギフトに添えたり・・・はたまた、様々なアニバーサリーの場面で贈り物に添える可憐な相棒としてぴったりだ。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2011年10月10日 (月)

スプラウトにはまる

Imgp4003 先日、豆苗がうまく育ったのに気をよくして、今度はマスタードスプラウトをキッチン栽培!翌日にはプチッとした小さな芽を出しているのが、たまらなく“いとおかし”である。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2011年10月 9日 (日)

雑草ハンター

Imgp4002 花屋で求める端正な花もいいが、最近雑草が可愛いと感じる。家の裏でヒョロリと顔を出している雑草を見つけ、アンティークの瓶に生けてみたら、秋の侘びた雰囲気に、思わず顔が「ふま~」とほころぶ。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2011年10月 8日 (土)

アンティークのボタン

Imgp3990 Imgp3991 雑誌の打ち合わせで、お世話になっているスタイストさんの雑貨店「ノゥティー」へ。直接買い付けのものをはじめ、個人輸入をしたヨーロッパのファッション小物やアンティークのアクセサリー、キャンドルやフォトフレームなどが所狭しと並ぶ店内は、ほっこりとした可憐な手仕事の魅力に溢れている。購入したのはアンティークのボタン。先日サンプルセールで買ったジャケットのボタンがいまいちだったので、さっそくつけかえる。それだけで私らしさが吹き込まれたカスタムメイドのジャケットに。

ラッピングもご覧のとおり愛らしい。フランスのケーキショップなどで使われているレースペーパーのテープをアレンジしているのだとか。この乙女テクニック、とても参考になります!

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2011年10月 6日 (木)

ナイフ&フォークレストのアイディア

111003_161001_2 先日、広尾の山種美術館で開かれた、フランスのショコラメゾン<ジャン=ポール・エヴァン>のプレス発表会へ出かけた。クリスマスケーキやショコラ ショを着席でいただいたのだが、そのときのテーブルアレンジが印象的だった。マッチ箱の外側のケースのようなペーパー・オブジェの内側にナイフとフォークを仕込むアイディアをはじめ、1粒だけ置かれたカカオ豆が洒脱な印象で、気張りすぎず心地よいおもてなしの演出だった。「頑張り過ぎない」でも、しっかり計算されている力の抜き加減が、さすがだと感じた。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2011年10月 5日 (水)

憧れのテーブルウエア

Imgp3979_2 Imgp3697_2 午前中に打ち合わせを追え、最寄の駅前で昼食にパンを買って家路に着く。袋から出してそのまま食べるのでなく、盛り付けにひと手間かけ、お気に入りのカップにカフェオレを注ぐ。それだけで、気持ちがほっこりする。大好きなカップはアスティエ・ド・ヴィラットのもの。ひとつひとつ微妙に表情が異なる焼き上がりや、シャビーな肌あいは、使うたびに親密な優しさを感じる。カップと一緒に購入したのはヒマラヤの雨をイメージしたというインセンス。毎朝の玄関掃除のあとに焚き染めるのだが、空気を清らかに整えて、新しい一日を静かに支えてくれるようだ。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2011年10月 4日 (火)

組み合わせの“気付き”

Imgp3977 Imgp3978 限られた自分のワードローブの中では、自ずとよくコーディネートするパターンが決まってくる。だが、年齢を重ねたり、そのときの気分でふと違う組み合わせを思いつく。今日のお茶のお稽古では、こんな装いがひらめいた。

帯締めを選ぶ段になって、同じ鶸色の帯締めを選ぶにも、1色使いの冠組みにするか、白を基調とした平組みか、はたまた多色遣いのアクセントがあるタイプか。どれにしようか迷うひととき、選ぶ楽しみは、きものを纏う悦びである。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2011年10月 3日 (月)

料理好きの人へのプチプレ

Imgp3949 Imgp3950 「里芋を煮るときに、うっかりしてよく噴きこぼすの」という料理好きの友人へ、鍋の蓋をちょっとだけ開けておくのを忘れないように、こんなユニークなプチプレをした。イラストのようにネコ型のクリップを鍋の縁にかけておくだけの単純な用途のアイテム。なかなかキュートである。スパイラルマーケットにて、確か600円代と価格も可愛らしい。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2011年10月 2日 (日)

読んで味わう料理本

Imgp3960_2世の中ではいかに手抜きをして美味しい料理を作るかというクッキング本がもてはやされている。だが、天邪鬼な性格ゆえか、手抜き本にはまったく興味がない。最近読み込んでいるのは、辰巳芳子さんや土井義晴さんの著書だ。おふたりとも、下ごしらえを大切にして、調味料を昔ながらの要領でシンプルに使うのが共通点。下ごしらえは多少面倒ではあるが、きちんとやると、それだけで料理の味が格段に変るのは、ずぼらな私でも実感ずみ。さらに、おふた方に通じているのは、言葉の美しさだ。日々の食事への思いや、食材をフィルターとした季節を愛でる感性が、飾ることなくまっすぐに心に響く言葉で、丁寧に綴られている。料理の作り方だけでなく、そのフレーズを目で味わうだけでお腹と気持ちが満たされるようだ。

また、最近話題のタニタの社員食堂本もお気に入りの1冊。仕込みに重点をおいている哲学に共感できるからだ。どうやったらカロリーを控えられるかというセオリーもわかりやすい。

料理における準備の大切さは、仕事のしかたや生き方にも言えるのかもしれない。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2011年10月 1日 (土)

キッチン栽培

Imgp3951 納豆に混ぜたり、味噌汁の具にしたり、煮物や大根おろしに添えたり、パスタのトッピングしたり・・・。爽やかな彩りと柔らかな辛味が、どんな料理とも好相性な脇役食材になる豆苗(とうみょう)。ひと刈した茎根の部分を水栽培したら、翌日には淡いグリーンのか細い新芽が生え、2~3日後には10cmほどの立派な野菜へと成長。2度目の収穫は叶わなかったけれど、育む楽しさがクセになりそうだ。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

« 2011年9月 | トップページ | 2011年11月 »