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2012年3月31日 (土)

花冷えの鍋焼きうどん

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けたたましい強風にも負けず朝から打ち合わせに出かける。伺った先のカメラマン氏から土井善晴さんの『おかずクッキング』を渡される。「これで勉強せい」という氏の心の声が聞こえたので、さっそくおすすめの鍋焼きうどんを作る。肌寒い今晩にはぴったりだ。

土井さんのレシピを見ると出汁に「さば節」を入れることのが他と異なる。残念ながら近所のスーパーでは見つからなかったので、かつお節と昆布の一般的な出汁となったが、それでも丁寧に仕込むと味のふくよかさが違うものだ。

「さば節」、気になる・・・。

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2012年3月27日 (火)

七転八起

120324_111901 Hakki 先日、大阪難波浪芳庵の「子だるま入り 七転八起どら焼き」を差し入れにいただいた。同席していた青年が、思い出したように自分のスーツを見てニヤニヤしている。何事かと訪ねると、営業職時代にスーツに座右の銘を入れるのが流行り、彼は「七転八起」と入れたそうだ。なんだか微笑ましく、写真を撮らせてもらった。

七と八を使った熟語に、「七転八倒」という言葉もある。八回目で、起き上がるか、それとも倒れるか・・・。折に触れて人は試されているのだろう。スーツに刺繍を入れていた青年は、八回目に起き上がる人のような気がした。

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2012年3月25日 (日)

イ・ブル展

About_05 六本木アートナイト2012を訪れた。

お目当ては国際的な韓国の女性アーティストであるイ・ブル展「私からあなたへ、私たちだけに」。

彼女の作品は抽象的なようで、実はすごくメッセージ性が強く、最初のブースから度肝を抜かれた。柔らかいのか、硬いのか、そのどちらでもないような、肉襦袢のような作品は、宇宙を分母に人間を分子として見た場合「人間の存在はただの有機物でしかない」と、訴えているいるかのように見えた。次のブースでは、半透明の美しいコスチュームのような作品がお目見え。有機物である人間の体は、ガラスやシリコンや、ビニールチューブや鏡と同列の「肉体というマテリアルでしかない」と語られている印象だった。グロテスクな触覚が伸びたような造形と、輝くマテリアルとの対比によって「現代人が忘れかけている心の中のキラキラした部分」が浮き彫りにされているようにも感じた。

その一方で、人間から心を抜き取ってしまったら、それは「単に無機質なサイボーグでしかない」という表現もあった。黒い空間に、白いシリコンで作られた未完成のサイボーグの部位が吊るされた光景は圧巻。

作家の視線のカーソルは、人間だけに留まらず、人間が創り出した物質に対しても向けられている。何かの物体を布で覆った具象を抽象化したフォルム、未来が融解したような光景、崩壊から生まれた静寂の建物など・・・・・・。とにかく見ごたえのある内容だった。

5月27日までの開催なので、皆様ぜひご一覧を。

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2012年3月22日 (木)

本を贈る

Imgp4180 ネットで受講していた編集学校の卒業式の際に、松岡正剛校長から、師範代へと、珠玉の一冊“先達文庫”が贈呈されていた。本を贈る行為って、今まで実はちょっと気恥ずかしさを感じていた。本は自分の思考や嗜好と直結しているので、よほど親しい人か、よほど自信を持ってレコメンドできる本でないと渡せなかった。

だが、せっかく4ヶ月、ブックショップのプロたちから手ほどきを受けたので、教室の仲間&お世話になった師範と師範代に、自分の本棚から興味を抱いてもらえそうな本を選んで贈ろうと思う。

それぞれの面子を思い浮かべながら、こんな本を選んでみた。

1)軽やかな言葉のステップで要所要所に布石を投じてくれた大学教授の師範には、幸田露伴が娘に託した、古きよき日本の“暮らしの振る舞い”を綴った『幸田文 しつけ帖』(青木玉)を。

2)寝る間を惜しんで指南をしてくださった、大阪育ちの一回り年下の有能な師範代には、手塚治虫・水木しげる・赤塚不二夫という昭和の三大巨匠漫画家の娘たちが、父親との笑いあり涙ありのエピソードを対談した『ゲゲゲの娘、レレレの娘、らららの娘』。

3)言葉の“間”のとりかたに、独特の空気感をもつ造形家のお兄様には、浅草の桶職人が卓越したジオラマで江戸の家並みを再現した『桶屋一代 江戸を復元する』(三浦宏)を。

4)新潟から参画した、都市計画のお仕事をしている浪漫溢れるおじ様には、鰹節の老舗・にんべんの創業者の物語『男に生まれて』(荒俣宏)。

5)名古屋でカテーテルの医療メーカーにお勤めの、家族思いの心優しい青年には鏡リュウジと鎌田東二の往信集『心の中の「星」を探す旅』。

6)都内の大手印刷会社に勤務する、怒涛の追い上げで卒業したダンディーなお兄様には、ナルシストも極めれば一芸になると感じた『職業=田原俊彦』を。

7)教室を引っ張っていってくれたムードメーカーの20代の青年には、師範代からのレコメンドで購入した、博多大吉の『年齢学序説』を。

8)001番の回答からファンになってしまった、猫好きで頭の柔らかな染色家のマダムには『猫語の教科書』(ポール・ギャリコ)。

9)編集コンテストで、金銀銅の3部門入賞を果たした“格好よい妹キャラ”のクリエイター嬢には、とてつもない発想力を持つ大宮エリーの『エリーの部屋』。

10)卒業寸前にドタバタの爆笑大立ち回りを見せた、マイペースなグラフィックデザイナー嬢には『生きるコント』(大宮エリー)を。

10人が各々が発言した、印象に残ったフレーズを栞に綴って贈ることにした。

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2012年3月17日 (土)

ひたすら煮込む

Imgp4179 久しぶりに、のんびりと家仕事。

一山超えて、次の嵐の前の静けさといった時間である。レギュラーの著者原稿の推敲をしたり、雑誌の切り抜きをしたり、お礼状を書いたり・・・なんだか、ゆったりと心地よい時間が久しぶりに訪れた。いつも、こんなペースで仕事ができたら、歩道いっぱいに広がる近隣の小学生の群れに地団駄を踏むこともなく、私は実に温厚な人間になっているに違いない。

雨模様さえ穏やかに感じられるこんな日は、体にも優しいものを注ぎたくなり、根野菜を煮込むことに。醤油ベースで、バルサミコとローズマリーで少し風味づけをする。まったく覚えられないイタリア語の動詞の活用を唱えながら、ことこと鍋の音を聞く時間は、なかなか悪くない。午前中いっぱいを費やし、料理ができたら、なんだか眠くなってきた。

「春眠暁を覚えず」とはいうが、私の場合、気を許すと常に春眠と隣り合わせ。仕事が進まない・・・困ったものだ。

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2012年3月15日 (木)

シェイクスピアWedding

Mini_120315_1238 ウエディングのスタイル提案の撮影のひとこま。

オリジナリティを大切にしながらも、奇を衒いすぎず、自分達らしさを、さりげなくアピールする・・・・・・って考えるほどに難しい。でも、ふたりの好きな物や事をしっかり振り返ると、切り口はひょっこりポケットの中から出てくるようなものだ。

ということで、今回は“ポケットからシェイクスピア”。5/22発売の『Anhelo』(リクルート)をご覧下さいませ。

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2012年3月14日 (水)

スプツニ子!

Googlesong 先日、MoMAに併設されているギャラリーに、<3.11以後、アーキテクトアーティストたちは世界をどう見るか?>展を見に行った。そこで、一目ぼれした作品が、スプツニ子!の「菜の花ヒール」。歩くたびにゼンマイ仕掛けのヒールが土にくいこみ、チェルノブイリでも除染効果が実証されている菜の花の種が一粒ずつ植えられるというユニークな構想の作品。

不可思議なアーティスト名が気になって、帰宅後さっそく調べると、とてもキュートな才媛美女の逸材だった。楽曲もユニークで、一気にファンに。皆様、ぜひ要チェックを。

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2012年3月12日 (月)

まっさらな人になる

1_2 先日、卒業式があった。我が卒業式である。10月から、編集工学研究所が主催する、オンライン上の編集学校<ISIS>で、「守」のクラスを受講しており、その卒業式である。4ヶ月間、仕事をしながらお題と回答を交わすことは、本当に大変だった。そんな自分へのご褒美に、晴れやかな白のきものを着たいと思った。当日は朝から霙模様で寒い一日だったが、天気になど負けてはいられない。春を待ちわびる淡いピンクの無地感覚の唐織の帯に、同系色の帯締めと帯揚げで、弥生の和菓子のような装いに。江戸風に装うなら、きりりと引き締まる濃地の帯のチョイスとなるが、今回は気持ちが優しくなるようなコントラストを弱めた京風の雰囲気にまとめた。

編集学校は、次の階段である「破」のクラスへ4月から進むことに。また、慌しい毎日となりそうだ。

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2012年3月 9日 (金)

メールアドレスを変更しました

C60209_120 だいぶご無沙汰をしております。プロフィールのメールアドレスを変更しました。ご連絡をいただいていた方、本当に失礼致しました。

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