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2012年7月29日 (日)

贈られた本、贈った本

Imgp4413 Imgp4414 昨日、24歳の友人が、浴衣の着付けを教えてほしいと我が家を訪ねてきた。お礼にもらったのは、彼女の本棚で大切に時間を重ねてきた、グラフィックデザイナー松田行正氏の『ZERO』。世界中の様々な記号や暗号、符号や明治時代に流行した新日本文字など、不可思議な図形が、その成り立とともに綴られている。眺めているだけでもユニークで、記号に込められた特性の面白さを堪能できる。松田氏が手がける本は、仕掛けが秀逸。たとえば、カバーの折り返し部分の自由な曲線、そしてカバーの裏面に<文字ネットワーク>なる本文にはない情報が隠されていたり、本の側面がすべてブルーに彩られていたり、刷版によって装丁の色を変えたり(これはブルーだが、アマゾンにはオレンジがのっていた)。この人は絶妙な遊びをこころ得ていると感じた。

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あまりにも素敵な本の贈り物だったので、私の本棚からもお返しを。料理好きの彼女に、10年来大切にしてきた『修道院のレシピ』を贈った。フランスの女子高生が使う料理の教科書といわれているレシピ本で、普通の家庭で食されているベーシックなフレンチのA to Zが詰まっている丁寧な本である。写真もレイアウトも美しいので、アート好きの彼女はとても喜んでくれた。

もらった『ZERO』を今朝から夢中になって読んでいたら、夫が「早く朝ごはんを用意してほしい」という面持ちでこちらを見ている。そこで、<カイネジクス>の表情記号で対抗してみた。<眉を寄せ、目をいからせ、口をとがらせ、顎を突き出す>という記号を組み合わせたら、こんなふうになった。どう見ても、怒っているようには見えない愛嬌のある顔になった。これには夫も空いた口がふさがらなかった。
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2012年7月27日 (金)

夏祭り×お出かけゆかた

Imgp4412 120726_204901 神楽坂の夏祭りを夫とぶらりを訪れた。テクテク家から歩いて行ったので白地をチョイス。博多の9寸帯大人ゆかたのコーディネトに。熱気と混雑でもみくちゃになったが、夏祭りって、なんだか気持ちが高揚する。

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2012年7月26日 (木)

石垣島のジンジャーエール

Imgp4410 <石垣島ジンジャーエール工房>の手作りジンジャーエールが届いた。バリエーションは全7種。島胡椒を使用したものや、ハイビスカスやペパーミントをカクテルしたもの、コーヒーを加えたタイプなど、顔ぶれ豊かなラインアップ。ちょっとストロングなので、私は炭酸で割って楽しんでいる。1本525~588なので、手土産にもおすすめ。

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2012年7月19日 (木)

作り置きしてます

Imgp4387 とにかく暑い。喉が渇く。どうせ乾きを癒すなら、美味しいほうがよい。食いしん坊としては、些細なことにも必至になる。先日ご紹介した柚ドリンクは即席で作れるが、そうではなく時間をおかないと美味しさが引き出せないものもある。今、冷蔵庫で常備しているのは鹿児島・下堂薗の水出しの緑茶。深入りで甘味がある緑茶はアイスでも十分香りが楽しめる。そして、こちらのアイスティーもレギュラー化。無農薬の紅茶にカットしたオレンジを入れているだけなのだが、柑橘系の爽やかな香りとまろやかな紅茶の風味がなかなかのマリアージュ。美味しくて一気に飲んでしまうので、慢性的な水っ腹になりつつある・・・。

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2012年7月18日 (水)

野菜菓子

Imgp4388 1yasai どうせ何を着ても暑いのだから・・・と開き直ってきものでお茶の稽古に出かけた。一日中自宅仕事だったので、夕方からきものに着替えて出かけるのは、ちょうどよい気分転換にもなった。夏の薄暮のころあいには、白いきものがふわりと優しく映える。かなり蒸し暑いけれども、凛とした気持ちが支えとなる。

お茶菓子で出されたのは、向島の梅鉢屋の野菜菓子。砂糖漬けにしたドライ野菜とりどりの詰め合わせなのだが、これがとっても美味だった。大根やしいたけ、生姜にさつまいも、蓮根に茄子、ゴーヤまで・・・。素材の風味や苦味はそのままに、しっとりとして仄かに甘い。これは手土産としても重宝しそう。

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2012年7月17日 (火)

身近な避暑地

120716_144701 こう暑くては原稿もはかどらない。と暑さを言い訳に、ちょっと気晴らしに。桜の季節以来、久しぶりに訪れた小石川植物園。今夏はじめて耳に届いた蝉の声。緑の木陰は心地よく、売店で買ったソフトクリームを食べながら、ほんのわずかな夏休み気分を味わった。

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2012年7月14日 (土)

心にくい差し入れ

111021_145401 先日撮影の折に、メンズ編集者が「近所のパン屋に売っていたから」と恥ずかしそうに差し入れしてくれたリンゴジュース。よく見るとそれぞれが紅玉、つがる、陸奥と、リンゴの品種になっている。居合わせた女子は一同絶賛。間違いない鉄板アイテムやブランド菓子などではなく、「近所のパン屋」というさりげなさが、実に心にくい。「やられたな~」と感じるほど、センスのよい差し入れだった。

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2012年7月10日 (火)

風雅な贈り物

Imgp4386 今年も京都の呉服店から恒例のお扇子が届いた。渡辺始興の襖絵「松図」の一部を参考にしたという凛とした百合の姿。きりりとしながらも、たっぷりとした優雅さを感じさせる佇まい。そんなふうに夏を過ごしたいと感じさせる。

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2012年7月 5日 (木)

夏の朝ごはん

Imgp4381 先日、フランスと日本でお料理教室をもっているマダムのお宅で、お昼をご馳走になった。その時にいただいた野菜のグラタンが絶品で、作り方を教わってきた。いたってシンプルなオーブン料理だったので、朝からせっせと作ってみた。ひとつ、失敗したのは時短をしようと思ってジャガイモと茄子を電子レンジで下ごしらえしたこと。水っぽくなってしまった。きっとオーブンだけで仕上げたほうが味も凝縮して旨みが増したように思う。



Imgp4382 食後のドリンクは、柚ソーダ。これも、つい最近打ち合わせ先で出された簡単デリシャスドリンク。スーパーの鍋物コーナーなどで売っている100%の柚の絞り汁を炭酸水で割るだけ。水ではなく、炭酸水ということろが鍵で、シロップを加えなくてもほのかな甘みが感じられる。この夏、活躍しそうである。

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2012年7月 4日 (水)

ジャパニーズ・エスプレッソ

Imgp4380 食事を「もう少し食べたい」と思うところで、やめておく。そのかわり、ちょっとした甘味とやや濃いめ加減の抹茶で締めくくると、胃がストンと落ち着く。お菓子は昨晩のお茶の稽古のお裾分けもの。七夕の季節に毎年楽しみにしている五色の砂糖菓子が甘美な涼やかさを運んでくれた。

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2012年7月 3日 (火)

大人の甘さ

Imgp4379 体がガキガキし、ブログの更新も忘れるほど、しばらく仕事に没頭していた。気づいたらお中元の頃。立派な桜桃が届いた。ビジュアルはピュアなのに、しっとりとした味わいや、鼻腔にふわっと抜ける甘さが美味。これは、ホントは大人のデザートかもしれない。

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