うつろうオブジェ
3連休、仕事の合間を縫ってギャラリーSUへ水田典寿さんの個展へ伺う。流木や廃材、鉄のプレートに、“時のうつろい”を注ぎ込み、何十年も時間を経たような風合いへと仕上げる。古道具などを使った場合も同じように、道具が重ねてきた時間に、水田さんならではの“うつろい”を重ねる。時間を切り取ったような、ちょっとセンチメンタルな作品だと感じた。自分の暮らしの空間に置くと、すぅーっと溶け込みそう。
私が気になったのは、こちらの台座となっている家具。ギャラリーのオーナーが見せてくださった、水田さんの暮らしと制作の空間が取材された雑誌には、静かに丁寧に設えられた情景だった。いつか伺ってみたい。で、そんな様子に憧れて、思わず台座を2台注文してしまった。ひとつは自宅に、ひとつは夫のお店に置いてもよさそうだ。
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