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2015年9月21日 (月)

十五夜様

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シルバーウィークの前半、夫の実家である魚沼へ帰省する。この地区には、同じ新潟県である私の実家・長岡にはない風習が細やかに残っている。例えば、お彼岸の頃には十五夜様をお祀りする。床の間に農夫図のお軸を掛け、芋茎やサツマイモ、枝豆などを備え盛る。20日にお墓まで祖霊を迎えにゆき、23日の朝に送り出す。送り出す際には、長旅で疲れないように素麺を備えるという。素麺よりもお米のほうが腹持ちがよいように思えるが、長旅と長い麺をかけているそうだ。せめてもの、お腹の足しにと裏山で拾った栗を一緒に添えてみた。

日本人はもともと農耕民族である。それゆえ、年中行事は農作物の豊作のための祈りと感謝が根底にある。自然にしても、祖霊にしても、人智を超えた目に見えないこと。風の音を聞き、空気の流れを感じ、祖先の気配を感じて手を合わせる。それは宗教とも違う、日本人がもともと持っていた豊かな感性なのだと思う。実りの季節、自然と心を向かわせ、手を合わせることが多くなりそうだ。

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