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2016年2月26日 (金)

無用の美

Fullsizerender2月22日、猫の日。新たに借りたシェアオフィスで仕事をスタート。以前はフリーアドレス式のデスクだったため、ロッカーを借りて必要な文具や書類をその都度運び出すスタイルだったが、今回は固定デスクを借りたため、せっせと私物を持ち込んだ。実用的なアイテムに加え、ほっこりと自分らしい空間を演出できる小物をあれこれ。苗字にちなんだ「カバ」の置物やフォルムが美しいブックマーカー、シャレー型のHAYの小物入れ、極めつけは時間を図ることのできない泡時計・・・。実用的ではないけれども美しい。

Fullsizerender_2積もる仕事で頭が堅くなってしまったとき、意味もなく泡時計を眺めると、脳のコリがほぐれるよう。そんな無用の美が、こよなく愛おしい。

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2016年2月22日 (月)

仕込みの時間

Fullsizerender_6 年末、自宅にダイニングテーブルがうまれた。「うまれた」というのはおかしな表現だが、これまで仕事机だった我が家で一番大きなテーブルが、食卓としてうまれかわったのだ。ゆえに、冒頭の一文は夫婦の実感としては正しい。この小さな暮らしの変化で、料理熱が加速しているなか、先日はオレンジページが主宰する「みそ仕込み会」に参加。自分の気持ちが舞い上がっているときには、プロによる洗練された逸品よりも、荒削りでも自らの手塩にかけたもののほうが美味しく感じるものである。無我夢中に麹と塩を混ぜ、茹で大豆をつぶし、手捏ねを繰り返すこと約1時間。一応、味噌らしきものの原型が出来上がった。翌日は、フライパンをふるのも一苦労なほど腕はパンパンになり、寄る年波の筋肉痛を嘆く。そうまでした成果のほどを確かめられるのは、遥か7ヶ月後だ。

料理でも仕事で、“仕込みの時間” は一番大変であるが、一番充実しているように思う。恋愛においても、夢中に仕込みをしているときは楽しいもの。それを熟成させていくと、まろやかな旨味が味わえる。みそも仕事も夫婦の関係も、大なり小なりの仕込みと熟成を繰り返して人生の味わいを増したいものである。

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2016年2月19日 (金)

極楽入浴の素

Fullsizerender_2子どもの頃、母と一緒にお風呂に入ると、いつもいつも「はぁ〜、極楽、極楽」と言っていた。その心境を大人になってみると誠に共感できる。凍えるような一日を終えた冬の夜や休日の朝、湯船に静かに体を沈めてゾワゾワッとする瞬間を通り過ぎ、体とお湯が溶けあうと、つい「極楽、極楽」という言葉がもれる。ほぼ無意識に、必ず二回唱えてしまう。

入浴時の“極楽度”を何倍にも高めてくれるアイテムに最近出合った。それがドイツのオーガニックコスメブランド【PROVIDA】のバスオイルである。原料は肌の健康と活力を支える精油、アロエベラ、月見草、ホホバ、アボガド、天然ビタミン、微量元素など純粋さが証明された天然由来のもの。使われるハーブや植物は、自社の農園で有機農法またはバイオダイナミックの右方で栽培され、手摘みによる収穫と保存料や合成化合物を使わずに加工することを徹底している。バスオイルはレモングラスを中心とする薬効の高い植物をブレンド。爽やかな草原に佇むような至福の香りに包まれながら、体は驚くほど芯から温まる。本当に極楽の境地に至るのだ。

年末年始の慌ただしさが一段落ついた2月は、心がしいんと、うち静まる月だ。母の誕生日もあり、同じ日が祖父の命日でもある。極楽を唱える母や私を、祖父は極楽からニンマリと見守っているだろう。

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2016年2月 5日 (金)

2月は黄色に満ちる月

Fullsizerender_4蠟梅にはじまり、水仙や菜の花、ミモザなど・・・2月になると黄色の花に包まれる。そんなことに気づくようになったのは、いつ頃からだろうか。以来、2月になるとリビングの花はもちろん、洋服やきものの装いにも黄色を差したくなる。自分で探す季節の香り。何でもない、毎日のことに美しさ、楽しさを見つけ出す工夫。季節というものは、ひと所にとどまることなく、先へ先へと変わってゆく。自分も年を重ね変化していく。だから、同じ季節を迎えても自分の知っている安心や懐かしさに加え、どこか新鮮な風がふいている。私にとって季節の移り変わりは、情感を養い、優しく、心を前向きに引っ張ってくれるもの。そう信じて、刻々と流れる季節との巡り合いを穏やかに感じたい。

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