置き時計
最近は携帯電話で時間を確認するため、腕時計をはめない、家にも時計を置かないと言う人が増えているそうだ。私もかつてはそうだったが、出先(ことに食事の席など)で時間を確認するたびに携帯を取り出すのは、どことなくエレガントではないと思い、数年前から腕時計は愛用するようになった。仕事場ではデスクに携帯を置いておけば済み、腕時計もしているのだが、パソコンを打ちながらちらりと視線を移すだけで瞬時に時間を確認できる方が時間の使い方が効率よくなるのでは?と思った。もちろん、パソコンの画面上にも時間は出てくるが、昭和の人間としては二針式の図形として捉えることで、時間の量感がわかりやすい。一年前、女性誌で好みのデザインを発見し、デスクに記事の切り抜きを貼って「これが欲しい!」とずっと温めていた。一年経ったのちも、やっぱり欲しいと思えたので購入に踏み切った。アルネ・ヤコブセンの幻の名作と言われているテーブル・クロックを。この、時の死者が届いてから、時間にゆとりを持って行動できるようになったのは気のせいだろうか?
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