2013年2月19日 (火)

模様替えモード

Imgp4983 週末、きものの取材を受けた際に訪れたギャラリーSU。築80余年の和朗フラットの佇まいといい、家具や作品のセンスに至るまで、高揚感がおさまらないほど素敵だった。暮らしまわりを、少しずつ丁寧に好きなもので揃えたい、そしてささやかなアートに囲まれたい。そんな長年の思いが、40歳を過ぎてやっと少しずつ足並みが揃ってきたように思う。

SUさんでは思わぬ出会いが多く、ちょっと奮発してしまった。まず、連れ帰ったのが赤木明登さんの緑青の漆板。壁かけにも、敷板にもなるアイテムで、私はステンレスのホルダーに挟んで月次花御札をかけることに。石垣島の珊瑚を花入れに見立ててドライフラワーを飾ってみた。

Imgp4984 もひとつ連れ帰ったのは、林 友子さんの泥彩のオブジェ。額縁の一辺ずつをばらしてオブジェにしたもので、掛け方によって様々なリズムを刻んでくれそうだ。泥彩のマットな落ち着いた柔らかい色味も素敵。







Imgp4985 そして、実際の作品は連れ帰れなかったけれど、心を打つ深い静けさを湛えたロベール・クートラスの“カルト”。いつかは一枚は手にしたい。私にとっては、ちょっとだけ贅沢な価格だったので作品集を求め、コピーをして額装した。本物とは放つ空気が違うものの、佇まいはなかなかに仕立てられた。しばらくは、こちらを楽しむことにする。





ひと匙のアートが加わるだけで、慌ただしい日常にほっとできるポケットができた。





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2013年2月13日 (水)

アンバランスが好バランス

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以前、大好きな60代エンジェルズの一人、染色家のTさんの家に遊びに行ったときのこと。リビングで真っ先に目に飛び込んだのがカーテンホルダーの位置である。かなり上目につけていたのだが、そのバランスが絶妙にお洒落だったのだ。素敵なことはすぐに真似したくなる性分。さっそく試してみたが、カーテンと共布の市販のホルダーでは様にならない。そこで、使わなくなったネックレスで巻いてみたら、棚の金具のゴールドともリンクしてぐっと華やいだ。試しに下目にもつけてみたが、リビングの天井がちょっと高めの我が家には、なぜだか上目バランスのほうがモダンに見えた。

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2012年1月20日 (金)

ウルムスツール

718000100 2012年がスタートした。

12月31日と1月1日とで、何が変わるわけではないが、節目好きな日本人のDNAが、新年を迎えると、ジワリと内側から顔を出す。「何か始めたい」と思ったり、ちょっと背伸びをした目標を立てたくなるのも、この頃だ。そして、どういう訳か毎年のことなのだが、正月明けに新潟から帰省をすると、部屋の模様替えをしたい衝動に駆られる。仕事の関係で、夫より1日か2日、早く上京するのだが、その間に何かを実行したくなるのだ。

去年は納戸の中を画策し、一昨年はベッドの位置をひとりで移動、その前の年は・・・というように、必ず何かをやりたくなる。そして今年は、兼ねてより夫が欲しがっていたベッドサイドのリーディングライトを探すことに。我が家のベッドはヘッドボードがついていないため、背の高い床置きタイプの照明にするか、コンパクトなライトをサイドテーブルに載せる必要がある。ライトのデザイン云々の以前から考えなければならない面倒くささから、6年間も夫の希望は放置されてきたわけだ。

帰省してすぐに松屋銀座へ上田流の茶道具展を見に行ったときのことだ。先の案件を目的にしたわけではなく、何とはなしにデザインフロアでうろうろ回っていたら、出会ってしまったのだ、「Ulm Stool(ウルムスツール)」に。バウハウスの理念を受け継ぐウルム造形大学の設立に尽力し、自身が初代学長として活躍したマックス・ビル。そのウルム造形大学で使用するためにデザインされた多目的スツールが「ウルムスツール」だ。スツールとしてはもちろん、立てても横にしても使用できるのでサイドテーブルとして使ったり、脚の間の横木を持ち手にしてトレイのように持ち歩いたりと、多機能にデザインされている象徴的なスツールなのだ。和洋いずれのデザインにも似合うデザインも気に入り、さっそく購入。とうことで、サイドテーブルありきの、照明さがしとあいなった。

Imgp4069Imgp4070部屋にセッティングしてみるとご覧のとおり。和室の寝室にもマッチ。両サイドにシンメトリーで置いたため、私も寝る前の読書が格段に快適になった。とはいえ、ページをめくってあっという間に睡魔におそわれる、のび太君体質は相変わらずだが・・・。

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2011年12月14日 (水)

1日1収納

Imgp4046 Imgp4047 女性誌で収納の取材をした。その日から、一気にお片づけモードに火がついた。「収納は片付け終わった時点がゴールではなく、暮らしながらアップデートしていくもの」という先生の言葉が、ストンと腑に落ちて毎日実践。先生曰く、持続力が大切とのこと。力尽きるまで片付け祭りをするのではなく、1回に30分と決めて毎日続けることが、きれいな状態を定着させる秘訣だとか。一度片付けた箇所も、日々暮らしながら、使いながら、より快適な形を模索してアップデートする。

片付けを開始してから約1ヶ月が経過。ひとしきり家中のものを撫で終わったら、物を探さなくなった=時間が短縮できる。家の片付けは、暮らしの編集でもあるのだと感じた。あ~、快適!!

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2011年10月19日 (水)

秋色のテーブル

111017_152801 フラワーアレンジやテーブルアート、欧米の各国料理など、ヨーロッパ文化の粋を極めた山岡有子先生のサロンへ打ち合わせに立ち寄る。フランス、イタリア、イギリスへ数多く渡航し、ヨーロッパの名門貴族から正統なプロトコールを伝授した先生の美意識は、さりげないテーブル花や茶器、添えられたお菓子に至るまで、おもてなしの細部にまで行き届いている。お伺いするたびに、素敵のエッセンスをいただけるサロンである。この日は、テーブルクロスの色が秋らしい深いプラム色に。アンティーク調のピンクが美しい薔薇のフロートもさすがです。

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2011年6月12日 (日)

ウォールアート

Imgp3898 千鳥が淵にある隠れ家的なカフェ&ギャラリー「册」は、お気に入りの癒しスポット。松岡正剛氏のプロデュースによる書棚をはじめ、感度のよいアーティストの作品、ギャラリーの母体である二期倶楽部のこだわりのお茶やお菓子が楽しめる。先日足を運んだ際に見つけたのは、不思議な質感のウォールアート。色といい、素材感といい、サイズといい、すべてがストンと心に響き、直感で購入を決めた。我が家のリビングの壁の柱にもこのとおり、ジャストフィット!

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2009年10月12日 (月)

気高き白

091012 撮影で使用したカラーをいただいた。葉をもたず、茎とその延長にある白い1枚の花弁だけで姿を為している「カラー」は、凛とした女性像にもたとえられる。赤いベースにいけると、白とグリーンと赤のコントラスが美しくドラマティックな表情に。我が家のリビング、ちょっとおめかし。

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2009年9月13日 (日)

植物のウォールアート

Photo_2 サントリーは環境緑化の一貫として、商業施設の壁をグリーンで彩る「ミドリエ」プロジェクトを手掛けきた。わずかな水遣りでグリーンを長期間保てるシステムである「ミドリエ」が、この夏、気軽に自宅に飾る事ができる商品となって新発売された。約20cm正方形の立体フレームに納められた観葉植物は、壁にかけたり、サイドボードに置いたりしてアートのように楽しめる。床スペースをとらないため、手狭なマンションにも最適だ。手入れは週に1度の水遣りだけというから、ズボラな私でも枯らさずにすみそうだ。

私は仕事机の背後にジャストスペースの柱があったので、写真のように飾ってみた。ちょうど光背のように観葉植物を背負って原稿を書く格好になる。ヒートアップする私の頭を鎮め、クリーンな気を発してくれることだろう。

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2009年8月12日 (水)

さよなら、昭和くん

090811 10年以上使い続けてきたパソコンのディスプレイと別れを告げるときがきた。ブラウン管くん、今までありがとう~。新しい液晶くんとともに、これからどんな文章を綴ることだろうか・・・。

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2008年8月10日 (日)

ゴッホのひまわり

08810 日曜恒例の朝市、ひまわりを連れ帰る。花芯までぎっしりと敷き詰められた花びらの密度と鮮烈な黄色に、吸い込まれそうなほど。エネルギッシュな魅力に満ちている。元気をひとつ、ありがとう。

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