2012年10月 3日 (水)

ロンドンでアート三昧~その3

Imgp4652_2 滞在最終日に訪れたのは、世界最大の現代アート美術館であるテート・モダンだ。本当は今年の9月まで行われていた、イギリス現代アート界の巨匠ダミアン・ハーストの20年の活動の全貌を見渡せる大回顧展を見たかったのだが、無念の会期終了。その代わりの企画展はムンク展だったが、あまりそそられなかったので、常設展を楽しむことに。それだけでも、十分な見ごたえだった。遠目に見える、セント・ポール大聖堂を巡回してからテート入りしたため、一層伝統とモダンの文化の奥行を感じられた。


Imgp4702 テートモダン付近のボローマケットへ行く途中の高架下。こんなさりげない場所にも、アートの香りが。ロンドンでは暮らしにアートが溶け込んでいるのだと実感した。


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ロンドンでアート三昧~その2

Imgp4627 2008年にチェルシーの再開発地区に誕生し、イギリス現代アート界の黒幕とも言われるチャールズ・サーチのコレクターズギャラリーとして知られる「サーチ・ギャラリー」を訪れる。アジアのアーティストの収集に熱を入れ、その数3000点を超える美術館規模のコレクションが揃う。



Imgp4635 気鋭の中国人アーティストの作品の中でも、印象に残ったのは、フレームかドレスの裾が流れ出たウエディングポートレートの作品。溢れる幸せを描いたのか、富の虚栄を表現したのか・・・。美しくも、ちょっと怖い作品だった。






Imgp4629_2 ユニークなチェスばかりを集めた部屋では、彌生ちゃんの水玉カボチャのチェスも肩を並べていた。これらの作品が全て無料で見られ、しかも写真を撮ったり、子供たちが自由にスケッチをしたり、人々が気ままにアートを楽しんでいる光景が、何より新鮮だった。

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ロンドンでアート三昧~その1

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ブログの更新をさぼり、ロンドンへ行っていました。わすか4日間の滞在は、現代アート漬けの毎日。トラディショナルな文化の中からパワフルに生まれたモダンアートは、国境を超えたボーダレスな作品が増殖していた。そんな文化の土壌があるからだろうか、人々との触れ合いもとても心地の良い国だった。



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市街の北東部に位置するエストリックギャラリーで、タイミングよく20世紀初頭に台頭したイタリアの表現者ブルーノ・ムナーリ展を開催していたので足を運んだ。AtoZのポエジーなコラージュに釘付けに。写真撮影がOKだったので、1点1点に寄って21点全てを撮影をしてしまうほど、心惹かれた。フューチャリスティックなアートから、子供の教育玩具まで、幅広いムナーリの作品に満たされた時空だった。

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2010年8月15日 (日)

帰省中

Photo 奈良の鹿ではございませぬ。

新潟に帰省した際に、両親と3人でパワースポットの弥彦神社へ。

鹿も暑さにバテていました。

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2008年11月 2日 (日)

ファッションチェック inローマ

Photo_3 Photo_4 お洒落なマダムがいっぱい。年齢を重ねるほどに、色遣いが熟考され、スカート丈や小物づかいが絶妙に。ショーウィンドウの表現力も洗練されていた。目の保養をたくさんした。 Photo_6 Photo_7

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2008年10月29日 (水)

プチ・セミオーダー

フィレンツェの有名なコインケース店を訪れる。店頭につくりかけのコインケースがあり、とても美しいヴァイオレットだった。まだ上蓋のみを着色したものを干している状態。通常は内側もベロの部分も全て同じ色で仕上げるのだが、これから着色するならば内側を焦げ茶にしてPhoto 欲しいとお願いすると、快く「si」とかえってきた。なりゆきとはいえ、自分だけのプチ・セミオーダーがかなったことが嬉しかった。Photo_2 081029

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2008年10月27日 (月)

百聞は一見にしかず

20081027 10年以上ぶりに海外旅行へいく。

イタリア、フィレンツェの名高きドゥオモ。圧巻の教会建築にはじまり、フレスコ画でルネッサンス漬けになる。朝目覚めると、鐘の音が聞こえる。そんな日常のワンシーンが新鮮だった。

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2007年5月20日 (日)

小泉さん

520 土肥温泉へ行く。コーヒーが飲めるスポットを探し車を走らせていたら、陶芸家であり彫刻家でもあるご主人と画家の奥様の二人で営むカフェに偶然いきついた。芸術家のオーナーらしい、シンプルだけれど要所には頑固なこだわりを感じさせる内装にアンテナが反応。聞けば、カフェだけでなくペンションも営むという。冨士山を望むテラス、野天風呂、骨董の照明を随所にほどこした客室やリビングスペースなどが素敵。夕食はご主人自らが漁獲した近海の幸をふるまってくれるそうだ。“小泉純一郎”似のご主人がいるペンション。今度訪れるなら、ぜひ宿泊してみたい。

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2007年5月 5日 (土)

まだまだ桜

55_1 東京に戻る前に、蒼紫神社詣で。悠久山の八重桜にしばし花心地をたのしむ。芝生に散った花房は、簪のよう。

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2007年5月 4日 (金)

里山アート

Photo_68 54_5 GWを新潟の実家で過ごす。帰省恒例イベントである、県内温泉巡りへと出かける。

今回は温泉の前にちょっと寄り道。ほくほく線のまつだい駅(道の駅にもなっている)のフィールドアート<農舞台>を観賞。駅の南側の山の斜面にある棚田を利用した稲作をモチーフにしたアート作品。新緑の山にビビッドなブルーの作品は圧巻。

これは、2003年に行われた第2回大地の芸術祭にむけて作られた作品。このほかにも、里山の至るところにポップな巨大アートが点在。中心施設である<まつだい雪国農耕文化村センター>は、世界的に人気の高いオランダの建築家グループMVRDVによって設計。突然表れるオシャレな空間にいささかとまどうものの、なかなか楽しい。

54_6 エントランスの回廊は、ジョセップ・マリア・マルティンの作品。松代全世帯の屋号を書いたカラーバー1400本を展示。スピーカーからは「ようきなしゃった、ちょっと寄ってけてぇ」方言で語りかける肉声が。県人の郷愁心をそそる温かな言葉だ。

54_7 54_8 水色のレストランからは、<農舞台>が一望できる。屋上へ続く真っ赤な階段は、冒険心をくすぐる。内装を彩る鮮やかなデザインカラーは、ヨーロッパのモダンアートそのもの。

アートのない、棚田の原風景。私たちが訪れた芝峠温泉の展望露天風呂からも、棚田が眺められる。ゆったり、のんびり。素の自分と向き合う時間となった。

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