2016年8月 2日 (火)

きものバナシ

20160802_142451お世話になった「きもの英」さんで、着こなしについての取材をしていただいた(http://www.kimonohanabusa.co.jp/closet/index.html)。普段の役割とかわり、話しを引き出してもらい、文章にされると、自分でも気付かなかった、きものへのこだわりが見えてくる。客観性を持つ事ができる、とでもいおうか。自分のことは、実は自分でよくわかっていないものだ。

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2013年1月27日 (日)

睦月のきもの

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1月は清雅な色を纏いたくなる。初釜には藤紫、お茶の稽古には柳色。考えてみたら藤も柳も春の木々。凍えるほど寒い毎日だか、気持ちは春を寿いでいるのだろう。






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こちらは3月発売のきもの専門誌『七緒』で雨ゴートの取材を受けた際の装い。コートの取材なので写りはしないのだが、枝垂れ桜の染め帯で心を春へと向かわせた。雨の日のきものでの外出はただでさえテンションが下がる。濡れた路面の跳ね返りを気にして雨天の際には濃地のきものを着る人が多いが、私はあえて白いきものや雨をイメージした水玉模様のきものを選ぶことが多い。せめて装いから自分も一緒にいる人も晴れやかな気分で包みたいと思うからである。

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2012年7月27日 (金)

夏祭り×お出かけゆかた

Imgp4412 120726_204901 神楽坂の夏祭りを夫とぶらりを訪れた。テクテク家から歩いて行ったので白地をチョイス。博多の9寸帯大人ゆかたのコーディネトに。熱気と混雑でもみくちゃになったが、夏祭りって、なんだか気持ちが高揚する。

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2012年5月 9日 (水)

<araiso>

Imgp4321 昨日は朝から椿山荘でロケ。青葉が眩しい季節は、おのずと呼吸も深くなる。自宅から徒歩圏内での撮影だったゆえ、お茶の稽古にはきもので。風炉の季節を迎え、また少し気持ちが新たになる。帯は6年近く前に「十六夜展」で求めた荒磯文様。波間に踊る鯉の文様は、古来より茶人に親しまれている名物裂。・・・なのだが、ここまでデフォルメしてポップな配色で織りあげた洒落袋帯となると<araiso>と表現したくなる。今日はこれから東郷神社界隈でのロケ。どうか午前中のお天気がもちますように。

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2012年5月 7日 (月)

十六夜キモノ展

120511 Imgp4319 珍しく本日2度目のブログ。のんびり最初の記事をアップした頃に1通のメールが届く。10年来の大好きな大人のお友達、みち子さんからのメールで、「キモノ展ノ告知活動ヲセヨ!」とのこと。

ということで、5月11日(金)~13(日)まで、浅草橋のルーサイトギャラリーに、古き美しきキモノたちが丁寧なお手入れを経てやってきます。私の着物ワードローブの半分は、みち子さんにお見立ていただいた、といっても過言ではないほど。古典のよさに、知性と遊びが見え隠れする、いとしのキモノと帯たちが、大川を望む二階家にお出であそばします。なんといっても、年に2回ですから、お見逃しなきように。私の経験から言うならば、どんなに財布の紐を硬く結んでいっても、帰る頃には必ず解けている。ならば、無駄な抵抗はせず、最初から紐を緩めて行くべきです。

と、こんな宣伝文句でよいのだろうか。皆様、ぜひお運びを。

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2012年3月12日 (月)

まっさらな人になる

1_2 先日、卒業式があった。我が卒業式である。10月から、編集工学研究所が主催する、オンライン上の編集学校<ISIS>で、「守」のクラスを受講しており、その卒業式である。4ヶ月間、仕事をしながらお題と回答を交わすことは、本当に大変だった。そんな自分へのご褒美に、晴れやかな白のきものを着たいと思った。当日は朝から霙模様で寒い一日だったが、天気になど負けてはいられない。春を待ちわびる淡いピンクの無地感覚の唐織の帯に、同系色の帯締めと帯揚げで、弥生の和菓子のような装いに。江戸風に装うなら、きりりと引き締まる濃地の帯のチョイスとなるが、今回は気持ちが優しくなるようなコントラストを弱めた京風の雰囲気にまとめた。

編集学校は、次の階段である「破」のクラスへ4月から進むことに。また、慌しい毎日となりそうだ。

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2011年12月13日 (火)

お茶のきもの

Imgp4051 Imgp4052 あまりのブログの放置状態に反省。「忙しい」という言い訳を封印し、隙間時間にひさしぶりの投稿。12月4日の護国寺での茶先供養にて、我が茶の湯の師が席を受け持ったため、11月はお茶の稽古に熱が入る。日ごろは温和な師のスパルタぶりに、めげそうになりながらも、珍しく皆勤。

お茶会での装いは、義母から譲られた色無地を染め直したきものに、モダンな有栖川文様の帯を合わせた。

Imgp4053 Imgp4054 この色無地は、白生地そのものが絵羽のように織り分けられている。全体は小花模様で、上前の部分にだけ青海波が入っているもの。譲られた際は地味な藤色で、しかも綸子地なので「これはお蔵入りか・・・」と思ったが、地紋の面白さに惹かれてなんとかお直しできないかと考える。

お直しのアイディアの宝庫である京都の染めの水口さんに相談する。

Photo 最初は、こんなワインレッドにしたいと思ったが、水口さんは「地味になる!」と猛反対。ワインレッドなら、もっと年齢を重ねてからでもよいといわれて、淡い色のセレクトにシフトする。水口さんのおすすめは、緑味を帯びた水色。「新橋色」のような色である。染め上がりはご覧のとおり大成功。思いもよらないお気に入りの一枚となった。単に新しいものを購入するのとは違う、過程を楽しみに、思いを重ね、試行錯誤する。これぞ、お直しの醍醐味だ。

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2009年10月 6日 (火)

袷の季節

091006 10月最初のお茶の稽古。名残りの風炉で中置きの点前となる。台風の影響で雨が降っていたが、朝からきものモードだったので、意を決して袖を通す。栗茶の無地の紡ぎに間道の帯。どちらも単品で見ると地味なのだが、ワントーンにコーディネートすると、かえって若さのある表情となる。中秋の名月の名残を黄色の帯締めに込めて装った。

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2009年6月27日 (土)

王上布の長襦袢

0906271_2 0906272_2一衣舎の春の展示会でオーダーした長襦袢が届いた。 待ちかねていた長襦袢に、弾む気持ちで包みをほどいた。お願いしたのは、王上布という単衣用の長襦袢だすが、夏用の絽の襦袢と涼しさは遜色なく夏襦袢としても着用できる便利な襦袢地。きものBASICルールの三女役の佐藤さんも愛用しており、彼女の絶賛ぶりが決め手となった。細く丈夫な糸で織られた生地は、上品な透け感があり、さらりとした肌触り、裾さばきがいいことが特徴だという。今回私が選んだのは<涼風>という染めのシリーズで、淡い黄色からブルーグレーのぼかしがほどこされたもの。

王上布の涼感もさることながら、何よりも楽しみなのは、一衣舎さんによる採寸の成果である。これまで寸法に対して、それほど興味のなかった私。着丈と袖丈、裄だけは決まっていたが、そのほかの細やかな寸法が、どのようにラインに影響するかということへ思考が至らなかったのだ。だが、きものBASICルールブログの長女と三女の“おたく”ぶり・・・失礼、“熱心な研究ぶり”に圧倒され、これは無視して通り過ごせないと思った。より自分に合った寸法は、着付けもラクで、より美しい着すがたとなる。それを、これからゆっくりと研究したいと思う。

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2009年6月16日 (火)

透けない絽

090616 きものでお茶の稽古へ。雨が降りそうなので、きもの英の洗えるきものを着ていくことにした。これは竪絽のきもので、ほとんど透けないので、単衣から夏の時季まで着る事ができる重宝な一枚。明るい地色は、雨の降りそうな曇よりとした日に、気持ちの明るさをもたらしてくれる。

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