きものバナシ
| 固定リンク
| コメント (0)
| トラックバック (0)
珍しく本日2度目のブログ。のんびり最初の記事をアップした頃に1通のメールが届く。10年来の大好きな大人のお友達、みち子さんからのメールで、「キモノ展ノ告知活動ヲセヨ!」とのこと。
ということで、5月11日(金)~13(日)まで、浅草橋のルーサイトギャラリーに、古き美しきキモノたちが丁寧なお手入れを経てやってきます。私の着物ワードローブの半分は、みち子さんにお見立ていただいた、といっても過言ではないほど。古典のよさに、知性と遊びが見え隠れする、いとしのキモノと帯たちが、大川を望む二階家にお出であそばします。なんといっても、年に2回ですから、お見逃しなきように。私の経験から言うならば、どんなに財布の紐を硬く結んでいっても、帰る頃には必ず解けている。ならば、無駄な抵抗はせず、最初から紐を緩めて行くべきです。
と、こんな宣伝文句でよいのだろうか。皆様、ぜひお運びを。
| 固定リンク
| コメント (0)
| トラックバック (0)
先日、卒業式があった。我が卒業式である。10月から、編集工学研究所が主催する、オンライン上の編集学校<ISIS>で、「守」のクラスを受講しており、その卒業式である。4ヶ月間、仕事をしながらお題と回答を交わすことは、本当に大変だった。そんな自分へのご褒美に、晴れやかな白のきものを着たいと思った。当日は朝から霙模様で寒い一日だったが、天気になど負けてはいられない。春を待ちわびる淡いピンクの無地感覚の唐織の帯に、同系色の帯締めと帯揚げで、弥生の和菓子のような装いに。江戸風に装うなら、きりりと引き締まる濃地の帯のチョイスとなるが、今回は気持ちが優しくなるようなコントラストを弱めた京風の雰囲気にまとめた。
編集学校は、次の階段である「破」のクラスへ4月から進むことに。また、慌しい毎日となりそうだ。
| 固定リンク
| コメント (4)
| トラックバック (0)
あまりのブログの放置状態に反省。「忙しい」という言い訳を封印し、隙間時間にひさしぶりの投稿。12月4日の護国寺での茶先供養にて、我が茶の湯の師が席を受け持ったため、11月はお茶の稽古に熱が入る。日ごろは温和な師のスパルタぶりに、めげそうになりながらも、珍しく皆勤。
お茶会での装いは、義母から譲られた色無地を染め直したきものに、モダンな有栖川文様の帯を合わせた。
この色無地は、白生地そのものが絵羽のように織り分けられている。全体は小花模様で、上前の部分にだけ青海波が入っているもの。譲られた際は地味な藤色で、しかも綸子地なので「これはお蔵入りか・・・」と思ったが、地紋の面白さに惹かれてなんとかお直しできないかと考える。
お直しのアイディアの宝庫である京都の染めの水口さんに相談する。
最初は、こんなワインレッドにしたいと思ったが、水口さんは「地味になる!」と猛反対。ワインレッドなら、もっと年齢を重ねてからでもよいといわれて、淡い色のセレクトにシフトする。水口さんのおすすめは、緑味を帯びた水色。「新橋色」のような色である。染め上がりはご覧のとおり大成功。思いもよらないお気に入りの一枚となった。単に新しいものを購入するのとは違う、過程を楽しみに、思いを重ね、試行錯誤する。これぞ、お直しの醍醐味だ。
| 固定リンク
| コメント (0)
| トラックバック (0)
一衣舎の春の展示会でオーダーした長襦袢が届いた。 待ちかねていた長襦袢に、弾む気持ちで包みをほどいた。お願いしたのは、王上布という単衣用の長襦袢だすが、夏用の絽の襦袢と涼しさは遜色なく夏襦袢としても着用できる便利な襦袢地。きものBASICルールの三女役の佐藤さんも愛用しており、彼女の絶賛ぶりが決め手となった。細く丈夫な糸で織られた生地は、上品な透け感があり、さらりとした肌触り、裾さばきがいいことが特徴だという。今回私が選んだのは<涼風>という染めのシリーズで、淡い黄色からブルーグレーのぼかしがほどこされたもの。
王上布の涼感もさることながら、何よりも楽しみなのは、一衣舎さんによる採寸の成果である。これまで寸法に対して、それほど興味のなかった私。着丈と袖丈、裄だけは決まっていたが、そのほかの細やかな寸法が、どのようにラインに影響するかということへ思考が至らなかったのだ。だが、きものBASICルールブログの長女と三女の“おたく”ぶり・・・失礼、“熱心な研究ぶり”に圧倒され、これは無視して通り過ごせないと思った。より自分に合った寸法は、着付けもラクで、より美しい着すがたとなる。それを、これからゆっくりと研究したいと思う。
| 固定リンク
| コメント (0)
| トラックバック (0)
きものでお茶の稽古へ。雨が降りそうなので、きもの英の洗えるきものを着ていくことにした。これは竪絽のきもので、ほとんど透けないので、単衣から夏の時季まで着る事ができる重宝な一枚。明るい地色は、雨の降りそうな曇よりとした日に、気持ちの明るさをもたらしてくれる。
| 固定リンク
| トラックバック (0)